新しく赤ちゃんを授かったご両親へ・・・

 

 

かわいい赤ちゃんのお誕生、おめでとうございます。

 

今、赤ちゃんはどのくらいでしょうか?

1ヶ月? 6ヶ月? 1歳くらいかな?

男の子? それとも女の子?

 

今、赤ちゃんは何をしていますか?

スヤスヤと眠っていますか?

おむつがぬれて泣いてる?

それとも、ママに抱かれてミルクを飲んでいるかな?

 

赤ちゃんのことを、お医者さまからどのように聞かれましたか?

「残念ですが、赤ちゃんはダウン症でした。」

 

辛くせつないその一言を、どのように受けとめられましたか?

「もう、私の人生、終わった・・・。

かわいそう・・・

この子もかわいそうだけど・・・

私もかわいそう・・・。」

 

泣いても泣いても止まらない涙。

不安で悲しくてどうしようもない気持ち・・・。

この子はどんな人生を歩むんだろう?

歩けるの?

しゃべれるの?

保育園や学校には行けるの?

仲良しのお友達はできるの?

どんな大人になっていくの?

誰かを好きになんてなるんだろうか・・・?

 

そう。

みんな同じ気持ちだったんです。

元気に産まれるのが当たり前だと思っていた我が子が

障害を持って産まれてくるなんて・・・。

「きっと何かの間違いだ。そんなはずはない。

どうしてこの子が?何も悪い事なんかしていないのに・・。」

 

だれのせいでもないんです。

お母さんのせいでも、お父さんのせいでも、

ましてや産まれてきた赤ちゃんのせいでも・・・。

 

たった1本「染色体」の数が多かっただけ。

でもね、それはそんなに不幸な事でもないんですよ。

幸せの象徴、四葉のクローバだって

他の皆より葉っぱが1枚多いでしょう?

あれと一緒なんです。

 

この子たちの笑顔を見て下さい。

この子たちの優しさにふれて下さい。

「本当は天使なんじゃないか?」

ふと背中に羽を捜したりします。

 

皆とはちょっと違うかもしれません。

成長もゆっくり、発達もゆっくりだけど、

ちゃんと少しずつ大きくなっていきます。

少しずつ少しずつ・・・。

まっすぐ道じゃないけど、らせん階段を登るみたいに

少しずつちゃんと進んでいるんです。

 

それが両親にとって心を痛めたり、

ストレスになってしまう時もあるかもしれません。

お母さんが泣いていたら、敏感な子供たちも悲しくなり

お母さんが笑っていたら、一緒に嬉しくなるんです。

どうせ育てるのなら、泣きながらではなく

家族皆で笑いながら育ててみませんか?

 

この子たちは特別、スペシャルな子供たちなのです。

私もあの頃は辛くてとてもそんな気はしませんでした。

「幸せという言葉で、誤魔化しているんだ・・・。

障害児と暮らして幸せになんかなれるものか・・・。」

 

でも、

今この子が元気に私たちの側で笑って生きていてくれる

それだけで幸せなんです。

赤ちゃんは障害を持って産まれた事で、泣いていますか?

大好きなお父さん、お母さん、兄姉たちに会いたくって

頑張って産まれてきたんです。

お腹の中で沢山の苦しい事を乗り越えながら、

頑張って産まれて来てくれたんです。

 

きっとあなた方も幸せになります。

「この子が産まれてきてくれて本当に良かった。」

と、心から言えるようになります。

 

 

最後に・・・

 

大丈夫っちゃ。みんな一緒やけぇね。

なんかあったら言ってね。みんなで話してみようや。

そんなに心配せんでもええよ。

みんながついとるからね!

友達になろうや!

 

前代表】凌太ママ